押出成形(おしだしせいけい)とは、加熱して融解された樹脂などの素材を ダイスと呼ばれる金型から押し出し、そのまま冷却して製品を形成する方法です。 長く連続した形状の押し出された製品は、製品サイズにカットすることで、安定した品質を維持。 同一の断面形状を連続的に成形する場合や、長尺な製品を製造する場合に最適な加工方法です。 金型の形を工夫することで、幅広い製品に対応することができます。
押出成形の特徴は、連続的に安定した品質の製品を作れることです。 溶かした素材を金型から押し出して製品を形づくるので、 特に次のような製品の製造が得意です。
・接合部分がなく強度アップし、製品の品質向上 ・部品点数、製造工程の削減で、コストダウンに
プラスチックや樹脂、ゴムなどの素材に対応できます。 熱可塑性エラストマーTPE、オレフィン系エラストマーTPO、ポリエチレンPE、ポリプロピレンPP、塩化ビニル樹脂PVC、ポリスチレンPS、ABS樹脂 など
押出成形で製品ができるまで。
3色の異形押出成形、4色の異形押出成形など
様々な加工法に対応。
異なる2種類から4種類の素材を同時に加工できる押出成形の方法です。
部分的に硬度や特性の違う製品を
1つの工程で作ることができます
硬質材の表面に摺動材などを塗布するように成形。
強度を保ちながら、表面はなめらかな滑りになります。
軟質素材を硬質素材でサンドイッチするように成形。
軟質素材の部分を柔軟に曲げることができます。
硬質素材から軟質素材が付け出すように成形。
付け出された軟質素材が緩衝材の役割を果たします。
樹脂と金属など異なる素材を一体成形。
筒状の樹脂の中に金属を入れることで、樹脂特有の湿度や温度変化による伸縮の抑制が可能です。
また、光ファイバーや電線などの線材の製造にも最適です。
「こんなことできないかな?」というお客様の声から、新しいことにも積極的にチャレンジ。
長年培ってきた経験と技術を基に、製品の提案や開発も行っています。
● 自動車部品 ● 業務用冷蔵機器 ● テーブルエッジ ● 棚・ショーケースなどの枠材
● チューブ各種 ● 緩衝材パッキン ● コンクリート用パッキン ● マスク など